いつも1号線の大きな看板が気になってました、「都飯店 枚方田口店」さん。
あれを見て滑走路歩行シーンを思い浮かべた方はアラフィフ以上確定です。エンディング曲の「面影」に大人を見た私はまだ児童でした。
その「じ～めん」、看板は大きいのですが、メニュー表には隅っこで小っちゃ。



「じ～めん 150g(700円)」＋野菜増し(200円)

デフォがどのようなものなのか定かではありませんが野菜がたっぷり。しかもキャベツ多めが嬉しいところです。
獣感控えめのスッキリ出汁に、角の取れた醤油を前面に押し出したスープ。
少し舌に残るような甘味が食べやすさを作り出しています。



ガツ盛りにしては幾分細め。食感もワシっとしたタイプではなくツルモチです。
ヴォリューム満点ですがライトで食べやすく、近頃ドカ盛りにはロープブレイク気味な私にとって最適な一杯でした。
一度だけと言わず、何度も恋して燃えたいところです・・・が一乗寺のオサーンの店にもそろそろ行かねば。
ごちそうさま！


店名 都飯店 枚方田口店
住所 大阪府枚方市田口4-9-10
電話番号 072-805-6789
営業時間 11:00～翌朝8:00
定休日 年中無休
駐車場 あり



　　

初代店主が枚方駅前に屋台で開業されたのが1955年という「繁ちゃんラーメン」さん。
あの日清チキンラーメンより早く庶民の心を掴んだラーメンが、この度京都久御山で復活です。
枚方時代を知るお客さんも訪れているそうで、この一杯が多くの物語を生み、また多くの人生を見守ってきたのだなと思うとシミジミ。
現店主さんが楽しそうに語る「THEラーメン」。鉢に込められた想いは果てしなく大きく、そして真っ直ぐ。この新店は他とはチョット違うぞ、と。



「チャーシューワンタンメン(1080円)」

スープは潔く1本。チャーシュー、ワンタンでバリエーションを持たせるメニュー構成。
オーソドックスな鶏がら醤油と思いきや・・・ムムム、ふくよかな鶏がらに重なる野菜由来の甘味、角の立たない醤油の柔らかさが、懐かしさ以上に個性を際立たせています。
あっさりテイストでありながら、時に厚みや濃さをも感じさせ、綿密に考えて作り込まれたことが理解できる味わい深さ。これは旨いです。



中細ストレート麺がスープにジャストフィット。チャーシュー、ワンタンの味付けも全体のバランスを損なわぬよう素朴なものでした。
歴史のなせる業か否か、ただ言えることは一介のスタンダードではない存在感がこの一杯にはあります。
かつてこのラーメンで多くの人々が育ってきたように、これからもこの味が多くのものを生み出すような気がします。
棺桶に足と腰まで突っ込んでる私ですら、この日、何かを教えられたようで、ムフフ。
ニューウェイヴの向こう側に新しい夜明けがあるのかな、京都は。
ごちそうさま！
また行きます！


店名 繁ちゃんラーメン
住所 京都府久世郡久御山町栄2-1-146
電話番号 0774-44-5525
営業時間 11:30～14:00 17:30～22:00
定休日 不定休
駐車場 あり (夜は斜め向かい喫茶ローレルに駐車可)



　

おおっ、ここか！
事前に場所チェックしていましたが、派手な丼鉢看板を見てテンションがあがります、「ラーメンあおやま」さん。
チェックしに来た人と半年後にようやくの初訪です。遅いねん、オマーら。
しかも食べて3ヶ月後にブログUPで恐縮ですが、2017年10月24日の樟葉をリアルにお伝えするなら雨でした。

「鶏白湯(800円)」

高濃度の白湯はクドさ皆無のまろやかな口当たりで、後を引かないスッキリとした味わいです。
丁寧な下処理による出汁の抽出具合は、じんわり染み入る奥深い旨味からも理解できるように、素材が持つ特徴を存分に活かしきっています。
しなやかな喉越しとモッチリした食感を兼備した中太麺はスープとの相性もバッチリ。
具材では鶏豚肉だけでなく、つくねが嬉しいところでした。
新店ながら鶏白湯のお手本を目の当たりにしているようで、幾多の食べ歩き、名店での修行を経た店主さんならではの一杯。
今後、このスープがどのように進化していくのかを想像してしまうと、同行者オサーンの都合なんか構ってられませんので、次回はひとりで行きますですよ。
枚方も熱くなってまいりました！
ごちそうさま！




店名 ラーメン あおやま
住所 大阪府枚方市南楠葉1丁目6-10
電話番号 072-851-6780
営業時間 11:30～15:00　18:00～22:00 （L.O.昼夜共に30分前）
　　　　 11:30～16:00 (土日祝)
定休日 水曜日・第3木曜日
駐車場 あり
ブログ ラーメン あおやま 公式ブログ
facebook ラーメン あおやま
Twitter @menkuipiranist



　

2016年のオープン以来、変わらぬ魅力は、優しい味、穏やかな雰囲気、深夜営業等々。
それを貫く姿勢に感謝感激であります。
疲労を背負った帰宅途中、寄りたくなります、「拉麺開花」さん、おけいはん牧野駅前のオアシスです。
「らしくて旨い」と耳にした冬季限定、それって癒されるヤツですよねと久しぶりに訪問。
店主さんのニコニコ顔にほっこり。私はラーメンが好きですが、それ以上にラーメン屋さんが好きだったりします。



「味噌ラーメン(820円)」 ※冬季限定

「拉麺開花」さんの特徴であるジワジワと旨さを伝える出汁感。派手さはなくとも飽きのこない味の構成が「気付けば完汁」の要因となっていることは明白で、私的にもっとも好きなタイプ。
痒いところに手が届いてどんぴしゃなベースに味噌とくれば、間違いナッシング保証付きです。
北海道の赤味噌を中心に4種類の味噌をブレンドしたタレは思いのほかスッキリ、ここに「らしさ」を感じて、スッと入って来る食べやすさを知ります。
ここまでなら普通に美味しい味噌ラーメン。
お待たせしました、社長。
トッピングの肉味噌がスープに溶け込むと味わいが一瞬で激変です。
味噌が伝えるコク、旨味、滋味深さに安堵感、パンチ。特徴が幾重にも重ねられて、スバラの一言。
目の前でニコニコしている店主さん、この人って何物！？



味噌で中太ちぢれとくればプリかと思いきやモチ。こういった選択もスープを引き立てる拘りありきかと。
実はコチラでもうひとつ気になる「ブリュレ」が未食。中の人ともお会いできていないまま。
まだまだチェリーな私ですが、「拉麺開花」さんが惹きつける魅力はジワジワと実感できています。
あれもこれもいただきたいところですが、期間限定ならこの味噌ラーメンを提供期間中にもう一度と考えるのは妥当かと。
またほっこりさせてもらいます！
ごちそうさま！


店名 拉麺開花
住所 大阪府枚方市牧野阪2丁目7-33
電話番号 072-868-0017
営業時間 11:30～14:30　18:00～25:00
　　　　 11:30～15:00　18:00～22:00 (土曜日)
　　　　 11:30～15:00　18:00～21:00 (日祝)
定休日 不定休
駐車場 なし
WEB 拉麺開花 公式サイト
facebook 拉麺開花
Twitter @ramenkaiho



　

「牛ホルモンつけ麺(1000円)」 ※期間限定

見た目に反してサラッとしたつけ汁。土台の動物系もさることながら野菜の旨味が強く出ており、醤油の丸み、味噌のコクを上手く活かされています。
その中でホルモンの脂に詰まった甘味と旨味がスープの惹きをさらに増幅。
厳しい見方をすれば、やや散漫な印象無きにしも非ずで、視野を広げ過ぎてまとまりが欠けてしまったのかと思わせられますが、なんだかんだ言って食わせる一杯であることは間違いナッシング。
国産小麦を使用した太麺の艶やかな食感もグ～です。
突き抜けたり、やんちゃしたり、時には放送コードに引っかかってピーみたいな暴れっぷりも期待できそうな「eiTo 8」さん。
この一杯の攻めの姿勢を見るところ、まだまだ必殺技を隠し持ってそうです。
ごちそうさま！




店名 つけ麺・らーめん eiTo 8
住所 大阪府枚方市大垣内町2丁目7-19
電話番号 072-807-6818
営業時間 11:00～15:00　17:30～23:00
定休日 不定休
駐車場 なし
facebook つけ麺・らーめん eiTo 8
Twitter @hirakataeito8