ラーメン藤五条店 / 老舗が魅せる、しれっと貫禄・・・ラーメン＠京都市東山区清水五条

Byhassakuman

2020-03-27

観光客が減って人通り疎らな京都。そこそこでも振り返ってしまうオネーチャン事情に花粉症も重なって、目も霞む眩むで涙目状態です。
いろんな欲に比例して食欲も下降気味ですが、右も左もオサーンな雰囲気がごっつうええ感じで、なんやろ、この居心地の良さは「ラーメン藤五条店」さん。
35年前に山科店がなくなってからは、ここがもっとも通うお店になりました。初訪時からオサーンの世界全開です。

「ラーメン (750円)」

すっきりした中にも確かな豚のコクと甘味、ちょっと出過ぎたぐらいがボンキュッで刺激的な塩味、そしてじんわり攻め込む醤油が実にええバランスで形を成しています。
近頃、京都の豚清湯に物足りなさを感じていた私にとって、ドタマ張り倒されるぐらいの衝撃でした、このスープ。
後半柔らかくなるストレート麺がこれまた哀愁。かといって早よ食わなな感じではなく、クタッとした麺にも良さがあるのですよ。
デフォでたっぷりの九条ネギ、下にはモヤシ。
おそらくお店の方にとっては特別な意識はないんでしょうが、比類なき特別感を感じた老舗の凄味。
観光客のオネーチャンが着物で藤ラー、そんな夢を見せてくれよと、THE京都ラーメンに未来を託します。
これでイキましょ。
ごちそうさま！