麺匠麦之助 / 隅から隅まで洗練・・・煮干し中華そば＠福井県福井市新田塚

Byhassakuman

2020-11-25

前回いただいた鯛が衝撃。タイしたもんだと脱ヅラして越前海岸を南へ下って1年、一応見栄張ってフサフサと言っておきますが脱ヅラの準備万端で向かいました、「麺匠麦之助」さん。
カフェかレストランかってぐらいにシュッとした造りのお店。今風の頭突き弱そうな学生さんが一人で静かに啜られている、そんな横で頭突きなんて弱くていいからシュッとしたかった、ごついオサーンが一人で啜ります。スマンの。

「煮干し中華そば醤油 (790円)」

メニューから鯛が消えていて、心の色は枯葉散る夕暮れ模様です。どうやら不定期限定となったようで、冗談だよと笑うもいいとして、とりあえず今回は煮干しを。
ニボニボガツンではなく、癖なく軽やかな風味の煮干し。加えて上品で繊細な出汁を伝える節系に、支える動物系もスケール感より奥深さをじわっと感じさせる滋味深いスープです。
奥まったところで主張するような引きのスタイル故、私ごときのわかってない派では、弱いじゃんってなるのですが、どうでしょう、弱いと思いますが。
そして類を見ないほどの柔らかな平打ち細麺、例えがエロから脱却できないほどツルリンで、これは好みが分かれそうです。個性はピカイチですが。
未だに看板メニューの泡白湯未食で、そんなお前にとやかく言う資格はねえ状態ですが、このお店の魅力は底知れぬものがあります。
限定も気になりますねー。
ごちそうさま！