らーめんつるぎ / 地域に根付くNEO酒粕・・・酒粕らーめん辛味＠京都府宇治市大久保

Byhassakuman

2020-12-15

2019年10月、近鉄大久保駅付近にオープンされ、早や1年の「らーめんつるぎ」さん。
酒粕を主体にしたラーメンを提供され、ギンギンな方やギラギラな方々を唸らせてきたようで、この夜も入店後程なくして満席という盛況ぶりでした。
ラーメンの食材としては難しく思える酒粕。主演に抜擢すると色濃くなり過ぎ。助演でさり気なく存在を主張させるのが個人的には好きです。
こちらもどちらかと言えばシンプルに酒粕を活かす感じで、ガツンでもバチバチでもありませんが、きっちり伝わってくるあたりは実にええ感じ。
酒粕四天王を脅かすぐらいになってほしいですね・・・って四天王って何よ!?

「酒粕らーめん辛味 (800円)」

比較的軽めの動物系出汁を土台に、酒粕の甘味と唐辛子の辛味、いずれも大きく主張するものではありませんが、調和の取れたバランスでクドさや癖を感じさせない整然としたスープは、MAX140kmでも針の穴を通すコントロールで打ち取りますみたいなそつのなさ。
フォークで落としたりすると可愛げないんですが、その辺りは熟知しておられるようで大きな変化は付けてきません。
麺がやや弱めで、決して強いスープではないのに押され気味なところが気掛かり。マッチングひとつで全体の印象が大きく変わってくると思いますので、今後もヤラしく定点観測しますよって。サーセン。
唐辛子とは異なるカイワレの爽やかな辛味がスープに合っており、これは思わずめっけもんです。
酒粕以外のメニューも気になりますが、やはりこちらでは酒粕になってしまいますね。
これからの寒い時期だと尚更です。心が寒いので身体ぐらいはと、50過ぎても言います、キショイけど。
ごちそうさま！