らーめんみふく / 限定で魅せる「らしさ」という凄味・・・味噌ジロー＠滋賀県大津市大津駅前

Byhassakuman

2020-12-26

パネェ～！
鴨とオマール海老の間に放り込まれた限定。当然の事、谷間なんて位置付けではなく、160kmの直球ズドンで、したり顔が嬉しい「らーめんみふく」さん。
味噌となれば攻め方に伝え方、その表現方法も多種多様で比較対象も無限といって良いぐらいですが、誰もが納得できる味噌をポンと出してきて、これまたビックリ。
以前に店主さんが自店を「多くのお客さんに喜んでもらえる便利なラーメン屋」と説明されていましたが、それもきっちりお客さんが見えていて、そこに合わせる技術があってこそ。
そして、みふくのみふくたる所以を知ることができる一杯はこれかもと、そう、あのスペシャルな鴨を食べた後に思ったわけですよ、私は。

「味噌ジロー (900円)」 11月中旬頃期間限定

みふジローの味噌版なんて安易な言い回しはしたくないのですが、みふジローの味噌版です。
コクを前面に押し出した味噌に、にんにく、背脂等でよりパーンと伝わる力強さが派手な印象で、そこにはわかりやすい旨さと味噌ラーメン特有の親しみやすさが同居します。
それだけでも十分に訴求力がありますが、直後に鮮烈なアゴ出汁が追いかけてくる仕様。勢いにまかせてポンポンと投げ込んでいるようで、きっちりバランスを整え、寸分の狂いなくTHE味噌ラーメンを作り上げています。おっと、ジローでもあるのだ、これは。
こんなの初めて～と悶える奥さんの気持ちがようやくわかったり～の、でも、中華そば同様に、これこそが嫌いなヤツおらんやろ系にも思えたり。
さらにツルモチ太麺、ごっつい肉と、隙を与えず攻め込むのもまた、みふく流。この便利なラーメン屋さんは、どこにもない究極のこだわりラーメン屋さんでもあるのですよ。パネェです。
2020年は本当に楽しませていただきました。
来年は180kmぐらい投げそうです。
ごちそうさま！