十二分屋膳所店 / 十二分屋の日、心ここに置いてゆく・・・塩らーめん＠滋賀県大津市膳所

Byhassakuman

2021-01-26

琵琶湖南部の西岸が熱かった2020年の師走。大津駅前では年末限定、周年限定、場所を膳所に移せばコチラも外せない十二分屋の日は「十二分屋膳所店」さんにて。
普段から丁寧に作られるお店だけにスペシャルな日となれば期待も膨らみます。
当然、ごっつう並びますが待ちます、待ちます。
広々とした店内は賑やかで、何となく子供の頃、近所にあった町中華の雰囲気に似たものを感じたり。ここはラーメンで対話が出来る素敵なお店です。

「塩らーめん (800円)」 2012/12/12 十二分屋の日限定

辛うじてありつけた限定メニュー。普段は平日限定メニューですが、十二分屋の日ということで、特別に提供されていました。
提供直前にスタッフのお姉さんがヒマラヤピンク岩塩をガリガリしてくれるパフォーマンス。見ているだけでテンションが上がりますね。
タレを使用せずに岩塩だけで味付け。故にシンプルかと思いきや、複雑に思える出汁感は昆布に鰹、むろ鯵、鯖。ヒマラヤピンク岩塩を仕上げに使用することで、節系出汁の奥深い味をより引き立てています。
塩の旨味がゆっくり引いた後にほろ苦さを残すのが、岩塩の特徴か、それともラーメンではあまり使用しないという2種の隠し味の効果でしょうか、と。
隠し味はなんだろ？
野菜ならアレとかアレとか。魚貝類ならアレ・・・はラーメンに使うか。ほろ苦さで絞るなら、涙、思い出。キレイですな。通帳残高。リアル過ぎて笑えない、食えない。ま、結局わからんのです、私ごときでは。
答え合わせが楽しみです。
平打ち麺の艶やかな食感、肉の旨さが格別です。ストレートに旨さを伝えるスープだけに麺も具材も小細工なしで真っ直ぐに向き合わせている感じ。堂々としていますし、伝わってくるものに人間味を感じるところが私的にグ～だったりします。
訪れるごとに奥深い部分に引き込まれるようで、魅力的なお店。またひとつ居場所を見つけた気分です。
ここが心の置き場所ってのも十二分にありですよねー。
ごちそうさま！
また行きます！