麺屋そにどり / 優しく丸い温もりの一杯・・・白醤油らーめん＠三重県四日市市

Byhassakuman

2021-02-26

たまたま三重に居て、たまたま前を通ったら並びが少なくて、これはラーメンの神様がくれたお年玉なのかと思った新年早々、四日市の「麺屋そにどり」さんへ。
少ないと言ってもウェイテイングボードに記名後、日向ぼっこしながら待つこと暫し。
いつものようにカウンター席でほっこり。そう、ここでは毎回、自然体の丁寧な接客にホッとさせられます。
何でもないことかもしれませんが、その接客が料理を美味しく食べさせてくれる心遣いにも思えるのです、ゴール板手前ムチ1発のオサーンには。

「白醤油らーめん(850円)」＋全部入り(350円)

動物系を支えにふんわり漂う煮干しを白醤油が優しく包み込むスープ。出汁の優しさと丸味のある醤油故に幾分柔らかすぎる気がしないでもないです。
デフォの「醤油らーめん」と比較すると、出汁よりも醤油に重きが置かれているため、余計にそう思うのかもしれませんが。
そのスープに大きなアクセントを加える、あおさの磯の香りが上品で芳しくムムムン。これはイイですよ。
食べ進むにつれ旨味が加速するように増していくのが、このお店の特徴。レンゲを持つ手も比例してシュババーンです。
しなやかな細麺が伝える存在感。麺料理とラーメンの間をスルッと流れるような上品さ、のど越し、そして風味。文句なしに旨い麺がここにあります。
作り込まれた具材も申し分なし。毎回、ここでは具材を堪能するのもひとつの楽しみです。この旨味の詰まったチャーシュー、どうよ、奥さん。
私的に偉そうに思い上がって傍若無人に語らせていただけるなら、このお店においては、つけ麺の完成度に勝るものはなしと考えていましたが、この一杯が吹き込むやんちゃぶりが実に微笑ましくて、なんかええ感じに思えました。
やっぱ、凄えな。
ごちそうさま！