中華そば亜'らま / 並ではない驚愕のオンパレード・・・中華そば大盛＠愛知県名古屋市昭和区

Byhassakuman

2021-06-10

あらま、ごっつうええ店だわ。たまたま近くを通りかかって看板が目に入ったので寄ってみたのですが、すべての毛穴が感嘆符で塞がれるぐらいの衝撃を受けました、「中華そば亜'らま」さん。
オカンが見れば、ちょっとは片付けなさいと言わんばかりの店内。これだけのスペースにこれだけの物を置くかと言った状態で、収納の達人を自負する私からすれば、どーよ、それ。
「何する？」
「中華そば、お願いします」
「並？大盛？」
「並で」
「大盛でなくて？」
「並でお願いします。(ｷﾘｯ」
「しょーもなっ！」
「・・・」
その後、トレイに2つの麺を載せて再登場。
「こっちが大盛。こっちが並。どうする？」
「大盛でお願いします(涙)」
「やろ？小学生の女の子でもペロッやわ」
「(汗)」

「中華そば大盛 (価格失念)」

おー。
オバハン (←愛情を込めて、こう呼びます) の濃いキャラとレトロな店構えから、昔風のどぎつい中華そばが出てくるものだと思い込んでいましたが、油分を抑え、しかも無化調の洗練された一杯が薀蓄以上に存在を示し堂々と登場です。
動物系を支えに穏やかな魚介出汁によって描かれる奥の深さと、醤油のまろやかさが作り出す丸みを帯びたスープ。上品で優しいものですが、物足りなさを感じないのは、それぞれがきっちりと主張しているからでしょう。
オバハンもその辺のアピールは抜かりなく終始鼻高々です。
喉越しの良い中細麺はスープと一体となった上でしっかり食わせる抜群のバランス。
御自慢のチャーシューは肉の旨味を凝縮させ、食感もホロホロトロトロ。鼻歌でホンキートンクブルースまで出てこようかというぐらいスバラなお肉でした。
正直なところこれまで未訪だったことを後悔させられる衝撃的なラーメンで、ま、そんなことを口にしてしまうと帰る時間が遅くなってしまいそうなので、しれっと会計を済まして去りましたが、味、雰囲気ともに忘れることのできないお店となりました。
再訪してもまず私のことなど憶えておられないでしょうし、また大盛食わされることになると思いますが、再訪必至です。
オレ、頑張ったなー。
ごちそうさま！