らぁ麺にしの田 / 派手に攻めるニューフェイス・・・醤油らぁ麺＠岐阜県岐阜市河渡

Byhassakuman

2021-08-13

6月にオープンした新店、「らぁ麺にしの田」さん。瑞穂か北方かと思えば岐阜市内で、まあ、そういう場所です。
東京の運営会社プロデュースということはチラ耳しておりましたので、大箱に大駐車場、大看板にも驚くことはなく、こなれた接客も納得、シュッとした系と御対麺でなるほど、と。

「醤油らぁ麺 (850円)」

醤油と鶏油で表面をバチッと固めて輪郭くっきり。どちらかと言えば醤油が前面に出ており、まろやかな口当たりで全体に丸味を持たせています。最初の一口でこの一杯の特長を惜しげもなくアピールするというか、できるスタンスに脱帽です。
鴨と大山鶏による清湯スープは淡く、もう少し出汁に厚みが欲しい気もします。
ただ、ラーメンのスタイル自体がそこではなく、派手にかますインパクト第一という印象を受けました。飯伏幸太と木戸修のどっちが好きみたいな話になってきますが、ジャンルが違いますからね。
力強いコシを備えた全粒粉麺の存在感が強烈。久しぶりにボソッとした食感の細麺に出くわした気がします。
豚肩ロース、鶏ムネ肉、穂先メンマときっちりシュッと系を押さえた具材。文句はないけど文句言いたくなるようなそんな感じ。でも隙なし。
で、キーロックはいつ出すのみたいな意地悪なロートルはお呼びでないんでしょうが、それがあるから泣けるんだぜ、と。
なんか時代に指差されて、どうよみたいに思えましたが、素直に旨かったです。無難というよりも的確に狙いを定めているあたりは流石と思えました。よう、知らんけど。
それほど混雑もしていなかったので、サッと行ってサッと食えるなら、サイコーじゃないですかー。
ごちそうさま！