ラーメン藤五条店 / 夜浅く、浮かぶ豚もまた軽やかに・・・ラーメン＠京都市東山区清水五条

Byhassakuman

2021-09-30

ここ2、3年、各地の支店を巡ってきましたが、ようやく帰ってきました、この魂が還りたがる忘れ難き故郷、「ラーメン藤五条店」さん。
わずか1年ぶりながら印象が異なって思えたのは、これまでこのお店を訪れるのは決まって深夜だったからでしょう。
今回は緊急事態宣言発令中ということもあり19時台の藤ラー。何か調子狂うなと思ったのですが、カウンター内には若い女性スタッフが居てビックリ。
ここは藤やぞ。緊急事態宣言っていろんな面で未知の世界を見せてくれます。ま、もう懲り懲りですが。

「ラーメン (750円)」

豚、キテねえぇ～。
バイトちゃんを意識したわけではないんでしょうが、いつも塩分高めバチバチがお決まりなのに、かなりスッキリしたこの日のスープはアレレ。
奥に引っ込んだかのような豚出汁の弱さ、醤油のキレも鈍く、もやしの水っぽさだけが映し出されたような、そんな出来でした。
どこかの藤みたいという感想は強ち的外れではないでしょうが、新福なら天神川、天一なら豊郷、下鳥羽といったように、私の中では特別な存在であっただけに、ちょっと残念でした。
そして似合わないUber Eatsの注文ひっきりなしで、ああ、時代は変わりつつあるんだなと実感。しかし、いつ何時、誰にとっても藤が藤らしくあり得た時代の黄色いテントが私にとっての故郷であったりするのです。喜びにつけ悲しみにつけ、この魂が還りたがる・・・。
ごちそうさま！