らーめん油そば笑びす / 攻めは地味でも本格派・・・和風とんこつらーめん＠愛知県豊明市

Byhassakuman

2021-11-13

コラまた琴線に触れるヤツです、「らーめん油そば笑びす」さん。
派手な外観に比べてラーメンは地味に映りますが、チッチッチ。流行の外側で燦然と輝く一杯と言えます、コレ。
店前が駐車場ですが交通量が多く、夜でもハザード待機の後、それっと切り返して入庫。
カウンターのみのシンプルな作り、店主さんのワンオペ。券売機左上は油そばで、おー。気にはなったのですが仕事終わりの一杯は食うも飲むも汁に浸りたくて。

「和風とんこつらーめん (700円)」

長時間炊いた豚骨を魚介で割りました、杯数も取れますしみたいな安易なものではなく、コレ、相当考え抜かれたものじゃないかと思えたバランスにムムム。
10時間以上煮込んだ豚骨に魚介。想像以上に幅を利かせる魚介の存在感が印象に残りますが、濃すぎず薄すぎず、付かず離れず、このポジショニングが絶妙であったりします。
豚骨自体は比較的軽めに思えますが、癖なくじわっと旨味を伝えるあたりは、魚介が支えになってるというか、引き立てているというか。
ここまで巧みに豚骨をコントロールされているのは驚きで、調べてみれば岡崎の名店出身だそうでなるほど納得です。
コシのある細麺はパーンとした張りを備えた強いものながら、口当たりの良いスープ故にスルスルとイケてしまう感じ、ええ感じ。
柔らかチャーシュー、材木メンマと具材も派手さはなくともきっちり決める木戸、淵、マレンコみたいな。
しれっと心鷲掴みにされ、どハマリできる一杯、こういうのに出会うと心から嬉しく思えますね。
ごちそうさま！
また行きます！