サッポロラーメン 汐崎 / 人と街を映し出す一杯・・・みそバターラーメン ＠愛知県豊橋市愛知大学前

夜の豊橋。近くのラーメン店を探してヒットしたのがこちら、「サッポロラーメン 汐崎」さん。
お店に到着して年季の入った店構えを目にし、何で今日まで来んかったと後悔してしまった昭和レトロ。しかも地元の方々であろうお客さんで大賑わい。テーブル席では飛ぶようにチューハイが出ていました。もうそれだけで間違いなしです。
カウンターには守り神のようなご老人と学生さん、そしてよそ者の私。
厨房の平均年齢も高く、全員店主さんに見えてしまう、そんなお店・・・ってどんなお店や。

「みそバターラーメン (850円)」

浅い動物系を土台に強めの味噌でバチッと決めた、これぞ、これこその味噌ラーメン。とは言うものの味に奥行きやスケール感は感じられず、ただただ塩分の高さで攻め込んでいるいるようなスープ。
コクや旨味も控えめなためバター入りにして正解でした。あと2切れぐらいバターあっても良かったです。
柔めの中太麺、クタッとしたもやしも哀愁溢れんばかり。
正直なところ「チープ」の一言で済ませてしまえそうなのですが、何か引っかかる鉢の中の魅力というか魔力。長年の経験によって培われたものであろう雰囲気、存在感、風格が、この一杯を否定する前に受け入れさせてしまう、そんな大きな力を誇示しているように思えました。
この街、ここに生きる人たちと共に支え合い、生き抜いた証がこれなんだろうなと、よそ者は鉢の中を覗き深く考えさせられたり。
私の地元でも絶対的なコロッケやサンライスや鰻の蒲焼があり、きっとそういうものなんだろうなと変に納得して、静かにレンゲを置いちゃいました。
ちょっと触れられたけど、まだまだ。駐車テクニック磨いて、1度でも多く訪れるようになりたいです。
ごちそうさま！



店名 サッポロラーメン 汐崎
住所 愛知県豊橋市潮崎町56-1
電話番号 0532-46-8628
営業時間 12:00～14:00　18:00～24:00
定休日 木曜日
駐車場 あり