中華そば楽描 / 地元食材で美味を描く・・・浜北コーチン中華そば＠静岡県浜松市浜北

Byhassakuman

2022-08-24

久しぶりの浜松ということで行きたいお店はいろいろあったのですが、もっとも気になっていたのがコチラ、「中華そば楽描」さん。
同じ浜松の「僕家のらーめんおえかき」さんの別ブランドとして、大型商業施設「サンストリート浜北」内のフードコートで営業されているお店です。
近年、フードコートのレベルアップは著しく、軽く見ていた私は北斗にやられた紅夜叉並みに、脳天から叩き落されるぐらいの衝撃を受けました。
ブランド鶏「名古屋コーチン」に地元産の茶を与えて飼育した「浜北コーチン」を使用。言うまでもなくガチ炊き。最初の一口でフードコートのラーメンに対する偏見、見下し、先入見は一掃され、もうバイアスはヤバイっスとお決まりのボケでサーセン。

「浜北コーチン中華そば (820円)」

なんちゅう鶏感。本気やん。もうひとつ言えば鶴田が川田に放ったバックドロップのようにえげつないです。一瞬、凍り付いて「マジ？」って問いかけたくなるぐらい。
鶏の旨味は厚く、一切の雑味がなく、想像以上に奥行きを感じさせます。初食故に「浜北コーチン」の特性なのかは定かではありませんが、スケール感と丸みのある上品さを兼備した出汁感は稀有に思えました。
その押し寄せる旨味に重ね合わせるよう華やかに香る醤油がこれまたスバラ。
スープの中をそよぐ細麺は優雅にしなやかに、しかし茹で時間も考慮してのツルシコなコンデイションがこれまたどんぴしゃです。
スープにしろ麺にしろ、ベストの状態で提供できる見極めはお見事という他なく、この一杯を目の前にすればもうフードコート云々と語るのは終わりにしないとなと教えられました、53才、夜のショッピングモールで独り。
大きな声では言えませんが未だに「おえかき」さん未訪で何言うとんねん。最後は鉄柵に突っ込むドラゴンの如く自分を戒めて。
ごちそうさま！