中華料理ふぁんふぁん / 43年の歴史に幕、ありがとう、お元気で・・・ラーメン醤油＠京都市山科区

Byhassakuman

2022-12-20

いつもそこにあることがあたり前だと思っていたから、突然なくなってしまうと喪失感というか違和感は尋常じゃないものがあります。いつまでもあると思うな親と金とラーメン屋。
2022年12月13日、「中華料理ふぁんふぁん」さんが閉店されました。前身である「ラーメン亭」を含めると43年、山科区民の心を照らし、胃袋を満たし続けてきたお店の終焉は寂しい限りです。
個人的には「ラーメン亭」時代の思い出に尽きるのですが、クソラヲタの昔話、知識ひけらかし、食った自慢と店主と仲良いですアピールほど不快なものはありませんので、その辺は次回飲み会の目が座り出した頃からじわじわと。
最終日18時頃に訪問。並びは3名でしたが退店時には20名程の行列。店内はバタバタ、お客さんも思い出同伴のため少々回転が悪く、最後のお客さんが帰られたのは何時頃だったのだろうと余計なお世話を焼いてしまったり。

「ラーメン醤油 (770円)」

こちらのお店が有名になったのは2種類のラーメンが同時にいただける「ハーフ＆ハーフ」で、そちらをいただく予定でしたが売切れていました。
豚骨と鶏がらによるオーソドックスな醤油ラーメン。デフォの胡椒、柔麺のノスタルジックな雰囲気が何とも哀愁です。
舌で探るより心で捉える味。その存在価値は鉢の中に探すより、帰り道の脳裏に思い浮かんでくるような気がします。
残されたわずかな時間を存分に楽しむお客さんと、精一杯のおもてなしで応えるお店の心の対話がこの上なく素敵に思えました。
閉店の理由は多々あるようですが、店主さんの体調の問題もそのひとつだそうです。何よりも健康第一。ゆっくりと休んで元気になっていただきたいと願う次第です。
素朴なラーメンと心温まる接客に山科人は癒されました。心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
お疲れさまです！